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【乾燥材】シリカゲルってどんな仕組みで乾燥させてるの?【細かい孔に吸着】

くまっと

食品や木材を購入した時によくついてくる乾燥材。

私が最近よく見るのが「シリカゲル」

普段、特に気にせずに捨てたり、乾燥材として再利用したりしますよね。

ふと、「そもそもなんで乾燥すんの???」って思ったのと、専門用語多いしわかりづらかったので
調べて感じたことをわかりやすく共有します。

乾燥の仕組みは吸着です

水面に割り箸を突っ込むと、割り箸の中に水が染み込んでいきますよね。

簡単に言うとそれです!

水を吸い上げる!言い換えると、水を吸着してる!

乾燥材は、それを空気中の水分でも吸っちゃうものです。

ものすごく細かい穴(細孔)に湿気が吸着する

同じく、シリカゲルが乾燥させてくれる原理は簡単で、

ものすごく細かい穴がたくさん空いていて、湿気を吸い込む(吸着する)から

空気中の水分を、細かい穴でひっつけて、蓄えちゃうぞ。

そんな、役割をシリカゲルさんはやっているわけなのです。

これを「物理吸着」と言います。

なんと、水分を吸うだけではなくて、発散したりもして湿度を適性に保ったりするものもあります。

シリカゲルの種類

A型シリカゲル:孔(穴)が無茶苦茶小さい。ガンガン湿気を吸ってくれる。湿気があると困るものに使用。食品とか木材、精密機器によく使われている。
B型シリカゲル:比較的、孔がでっかい。湿度高いと吸うし、乾燥してると湿気を出す。湿度を保ちたいものに使用。建築用や楽器用とかによく使われている。

【消臭したり】炭と原理は一緒【毛管現象】

冷蔵庫とかに炭をいれてたりしませんか?

無臭の消臭剤とか除湿剤でも、炭がよく使われていますよね。

これも、原理的には同じです。

細かい孔がたくさん空いていて、そこに湿気が吸い寄せられて、ギュッと凝縮されて、液体になって吸着する!

と言うようなものなのです。

細かい話をすると、ファンデルワールス力(ふぁんでるわーるすりょく)とかの話もあるのですが、興味が湧いたら調べてみてください。

ちなみに、読み方を書いたのは私が学生のころファンデルワールス力(ふぁんでるわーるすか)と読み間違えていたためです

【物理吸着】乾燥材は全部同じ原理?【化学吸着】

「なるほど、乾燥材の原理がわかったぞ!」

と、なってくれると嬉しいですが、実はこれだけではありません。

シリカゲルは、「物理吸着」ですが、これとは別に「化学吸着」と言うものもあります。

酸とかアルカリ性のものを添着した活性炭とかがあり、反応する物質だけ選択して吸着できちゃいます。

そんなのもあるんです。

シリカゲルは物理吸着。細かい穴に湿気が吸い寄せられて蓄える。

何も考えずとも、乾燥材は湿気を吸ってくれますが、仕組みがわかると面白いですよね。

お菓子の袋の中に入っているシリカゲルを見たら、なんとなく思い出してみてください。

この記事の参考にしたWebページのリンクを下に貼っておきますので気になったら見てみてくださいね。

参考
包装用乾燥剤シリカゲル
株式会社テクノスナカタより

活性炭入門 吸着
株式会社クラレより

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